『行政&情報システム』では、特集『アジャイル開発と行政のDX』を刊行しました。
近年、公共部門では、ユーザー視点に立った、機動的で柔軟なサービス開発への要請が高まる中、アジャイル開発の必要性が再認識されつつあります。他方で、行政機関での実践にあたっては、いまだ調達制度の制約をはじめ様々な障壁があるとされており、その動きは限定的な範囲にとどまっています。今後、課題解決手法としてのアジャイル開発が活用されるためには、こうした課題を明らかにし、実践のための知見が蓄積・共有されていくことが重要となります。
そこで本特集では、行政にとってのアジャイル開発の意義や実践にあたっての課題、解決の方向性など、アジャイル開発の導入を考える上で求められる知見を、有識者による解説、基礎知識の整理、政策動向の解説、行政機関や民間企業での事例の紹介、最近の調査研究の成果の解説などを通じて、多角的に明らかにしていきます。これにより、読者が今後の行政におけるアジャイル開発の可能性や課題を俯瞰的・体系的に理解し、現場での実践に繋げられるようにすることを目指します。
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なお、2023年10月号より本誌『行政&情報システム』は刊行方式を刷新します。詳細はこちらをご一読ください!