経済産業省

2015.12.17

WTO情報技術協定(ITA)拡大交渉が最終妥結

12月16日、ケニア・ナイロビで開催された第10回WTO閣僚会議において、WTO情報技術協定(ITA)(※)拡大交渉が最終妥結に至りました。

新たに関税撤廃される201品目の世界貿易額は年間約1.3兆ドルに上り、世界貿易額の約10%に該当します。また、201品目のITA拡大交渉に参加する53メンバーの貿易額は、その世界全体の貿易額の約90%に相当します。さらに、日本からの201品目の対世界輸出額は約9兆円に上り、今回の妥結により、交渉参加メンバーの関税が撤廃されれば、約1700億円の関税削減効果が期待されます。

2016年7月1日から関税撤廃が順次開始され、3年以内にタリフラインベースで53メンバー全体の90%以上の品目の関税が撤廃されます。また、2024年1月には、201品目の関税が53メンバー全てについて完全に撤廃される予定です。

※情報技術関連産品(コンピュータ、計算機、電話、ファクシミリ、記憶媒体ディスク、ディスプレー等(HS6桁ベースで144品目))の関税撤廃に関する閣僚宣言。現在は82メンバーが参加。

(経済産業省のページへのリンク)

http://www.meti.go.jp/press/2015/12/20151217001/20151217001.html

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