OPEN GOVERNMENT PARTNERSHIP GLOBAL SUMMIT MEXICO 2015
オープンガバメントパートナーシップ・グローバルサミットが2015年9月27~29日にかけてメキシコのメキシコシティ市で開催されました。(※1)
同会議はオープンガバメント運動のメンバーに、取り組みを加速し、何が進み、進んでいないかを振り返り、協力・意見交換・行動の枠組みを展開する機会を提供するものです。
一連のワークショップ、パネルディスカッション、本会議、懇親会などのセッションを通じて、各国は、どのようにオープン性が公共サービスの改善、経済成長の促進、貧困の解消、国民への政府の説明責任の向上を果たしたかについての実例を紹介し、経験を共有。
今年は特に、ポスト2015年開発アジェンダ(※2)の持続可能な開発目標において、オープンガバメントがどのような役割を果たすことになるかに重点が置かれました。
※1 オープンガバメントパートナーシップ(OGP):
オープンガバメントパートナーシップとは何か?
WHAT IS THE OPEN GOVERNMENT PARTNERSHIP?
http://www.opengovpartnership.org/about
OGPは、政府による透明性の向上、市民のエンパワーメント、汚職との闘い、ガバナンス強化のための新技術利活用への確固たるコミットメントを確保するための多国間の取り組みです。
関係者間での協働の精神に則り、OGPは、政府や市民社会団体の代表からなる運営委員会による指導監督を受けてきました。
OGPのメンバーになるためには、参加希望国は、オープンガバメント宣言への首脳レベルの支持表明、意見公募を経て策定された行動計画の展開、その後の進捗を自ら報告することが必要とされます。
OPGは、2011年9月20日に、8ヶ国の政府(ブラジル、インドネシア、メキシコ、ノルウェー、フィリピン、南アフリカ、英国、米国)がオープンガバメント宣言への支持を表明し、それぞれの行動計画を発表し、正式発足しました。それからちょうど2年間で、OGPはさらに57ヶ国からのパートナーシップ参加のコミットメントを得てきました。
OGP参加国は、自国政府をよりオープンで説明責任を全うしたものとするよう、合わせて1,000を超えるコミットメントを行ってきています。
※2 ポスト2015年開発アジェンダ:
国際連合が策定した、2015年から向こう15年間にわたる新たな持続可能な開発の指針。9月の国連総会で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として採択された。