デジタルパブリックHOT TOPICSでは、公共分野のデジタル化に関する興味深い
「非公式」情報や、政府・行政機関からのお知らせなど、今ホットな話題を
紹介します。
■「経済財政運営と改革の基本方針2017」「未来投資戦略2017」「規制改革実施計画」を決定
経済財政運営と改革の基本方針2017の第2章
「成長と分配の好循環の拡大と中長期の発展に向けた重点課題」では、
Society5.0の実現を目指した取組として、データの利活用、規制改革・行政手続簡素化・IT化の
一体的推進が盛り込まれています。
なお、Society5.0に関しては、合わせて未来投資戦略2017も閣議決定されています。
また規制改革実施計画では、分野別実施事項として、行政手続コストの削減が盛り込まれています。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/decision0609.html
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seicho_senryaku2013.html
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/170609/item1.pdf
■政府、行政の不動産情報統合(日本経済新聞)
政府は全国に広がる空き家や空き地を整備するため、国や自治体がそれぞれ持つ不動産データベースを
統合する方針を示しました。権利者や住民、納税者が複雑に絡む不動産の情報を透明にすることで、
企業による不動産取引や都市再開発を後押しする狙いがあります。
http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS13H38_T10C17A6MM8000/
■港湾運営にAI活用で輸送コスト削減へ(日本経済新聞)
国土交通省は、コンテナ貨物を扱う港湾の運営にAIを活用することで、荷物の積み下ろしに
かかる時間を短縮し、渋滞緩和によってトラックの輸送コストを削減する取り組みを行うための
経費を来年度予算で確保する方針です。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS28H0P_Q7A610C1MM8000/
■6/29に共通語彙基盤(IMI)関連のイベントを開催(IPA)
第一部「つながるデータで築く未来」では、相互運用性が高い「つながるデータ」への期待や課題、
取り組みなどについて講演とパネルディスカッションを通して紹介されます。
第二部「共通語彙基盤活用実践セミナー」では、共通語彙基盤を活用して「つながるデータ」を
構築するための技術的セミナーが実施されます。
https://imi.go.jp/event/0003.html
■自治体における業務改革モデルプロジェクト
自治体でBPRの手法を活用した業務分析、計画策定、マニュアルやシステムの整備、住民サービスの
向上や歳出効率化の効果把握等を伴う新たな窓口業務改革又は内部管理業務改革や、これらの
取り組みを実現する効果的なプロセスの検討を行う、総務省のモデルプロジェクトの委託先が
決定しました。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei04_02000054.html
■ITダッシュボードを更新
ITダッシュボードに掲載されている項目のうち、運用コスト削減状況が2017年3月1日現在の
最新データに更新されました。
http://www.itdashboard.go.jp/Statistics/costReduction#200
■データサイエンス・オンライン講座第3弾を開講
今回の講座『誰でも使える統計オープンデータ』は、e-Stat、統計GIS等を使い、
統計オープンデータを活用したデータ分析の手法を学ぶことができる内容となっています。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000025.html
■オープンデータを活用した保育施設・事業情報サイトを開設・運営
横浜市と(株)アイネットがオープンデータの提供のあり方や情報発信のコンセプト、内容、方法について
共同研究を行った成果を活かして、各保育施設・保育事業の特徴等が分かりやすく検索できるサイトが
開設されました。
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201706/20170607-037-25497.html
■チャレンジ!オープンガバナンス2016の暫定的結果報告を公開(東京大学公共政策大学院)
地域課題に主体的に取り組む市民と行政の連携によって社会全体で課題解決にあたる
オープンガバナンスを奨励する取り組みであるチャレンジ!オープンガバナンス2016の
結果報告(暫定版)が公開されました。
https://www.dropbox.com/s/wnn4th87699j6ai/COG2016_Report_HirokazuOkumura_20170606_V3.pdf?dl=0