デジタルパブリックHOT TOPICSでは、公共分野のデジタル化に関する興味深い
「非公式」情報や、政府・行政機関からのお知らせなど、今ホットな話題を
紹介します。
■世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について(IPA)
世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について
2017年3月15日にMicrosoft製品に関する脆弱性の修正プログラム MS17-010が公表されましたが、
この脆弱性がランサムウェアの感染に悪用され国内を含め世界各国で被害が確認され、特に英国では
医療機関において業務に支障が出るなどの深刻な影響が発生しています。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)から、この脆弱性に対する対策の方法が公表されています。
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170514-ransomware.html
■FinTech(フィンテック)に関する初めての総合的な報告・提言「FinTechビジョン」を取りまとめ
2016年7月より「FinTechの課題と今後の方向性に関する検討会合」(FinTech検討会合)を開催し、
我が国としての課題認識や目指すべき姿、政策の基本的方向性等について検討を行ってきましたが、
今般FinTechに関する総合的な報告・提言として「FinTechビジョン」を取りまとめました。
http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170508001/20170508001.html
■環境省が人工知能を活用して地球温暖化被害を予測する地図を作成へ(日本経済新聞)
環境省は、関東や東北地方を1km四方ずつに分け、水害の発生や農作物の収穫量低下、
熱中症などのリスクを人工知能で予測した結果を示した地図を2020年までに作成する方針を
示しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16372420U7A510C1TJM000/
■米国のフィンテックにおける人工知能の活用の現状と課題に関するレポート(IPA)
金融サービスにおけるAI技術の導入(フィンテックAI)を推進する大手金融機関やIT企業の取組を
紹介するとともに、活用・普及における課題を整理したレポートが公開されました。
http://www.ipa.go.jp/files/000059240.pdf
■2016年の政府機関を対象とするサイバー攻撃の割合は前年比で倍増(CFOイノベーション)
NTTセキュリティグローバル脅威に関するインテリジェンスレポートによれば、
政府機関向け攻撃の割合は2015年の7%から14%に倍増し、金融業と並んで
最大の対象組織となりました。
なお、全体のサイバー攻撃元のIPアドレスは米国が最多で(63%)、次いで英国(4%)、
中国(3%)となっています。
https://www.cfoinnovation.com/story/13019/cyberattacks-government-sector-doubled-2016
■新経済連盟が「デジタルファーストの実装に向けた政策提言」を発表
新経済連盟は、「デジタルファースト」が政府の次期アクションプランとして掲げられることを踏まえ、
実装に向けて、進捗状況を評価する際の観点や実装効果が期待できる手続例などを盛り込んだ政策提言を
経済再生担当大臣、IT政策担当大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)宛に提出しました。
http://jane.or.jp/topic/detail?topic_id=624
■チャレンジ!!オープンガバナンス2017に向けて~COG2016の受賞チームから学ぶ(東京大学、6/10)
東京大学公共政策大学院で、チャレンジ!!オープンガバナンス(COG)の実践、課題、意義、将来に
ついて、COG2016の受賞チームと審査委員有志によるトークを交えて、市民参加型社会の
オープンガバナンスの定着を探るイベントが開催されます。
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/events/