デジタルパブリックHOT TOPICSでは、公共分野のデジタル化に関する興味深い
「非公式」情報や、政府・行政機関からのお知らせなど、今ホットな話題を
紹介します。
■官民データ活用推進基本計画実行委員会の初回を開催
官民データ活用推進基本計画の素案の作成と関連施策のフォローアップを行う、
官民データ活用推進基本計画実行委員会の初回が開催されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H2Y_Z20C17A3PP8000/
■G20が初めて「デジタル大臣会合」を開催
持続可能な成長の促進、幸福の追求、全市民のグローバルエコノミーへの参加を目指して、
G20として情報通信分野では初の閣僚会合「デジタル大臣会合」が4月6日~7日にドイツで
開催されました。
大臣宣言では、次の3点の重要性が確認されました。
・グローバルなデジタル化―包摂的成長と雇用のためのポテンシャルの活用
・成長のための製造のデジタル化
・信頼性の奨励―デジタル世界における信頼の強化
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin06_02000095.html
■英国の国家監査室が政府におけるデジタル変革に関して報告
英国の国家監査室(NAO)は、内閣府傘下の政府デジタルサービス(GDS)の活動によって、
技術・データの重要性が政府全体に受け入れられるようになったものの、
変革はまだ十分ではないため、GDSの役割の明確化、および成果の保証と
コンサルティング的なアプローチとのバランスを取ることが必要であると
指摘しました。
https://www.nao.org.uk/report/digital-transformation-in-government/
■IPAが新たなスキル標準「ITSS+」を公開
(独)情報処理推進機構(IPA)は、専門分野の新たな具体化が求められる「セキュリティ領域」、
現状のITスキル標準(ITSS)には十分に含まれていないデータサイエンス領域について、
新スキル標準の策定に先行してITSS+として取りまとめ、公開しました。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itssplus.html
■情報処理安全確保支援士の初回登録を実施
サイバーセキュリティ分野において初の国家資格となる、「情報処理安全確保支援士」
(登録セキスペ)の初回登録が行われ、4,172名が誕生しました。
なお情報処理安全確保支援士は、「情報処理安全確保支援士試験」の合格者と、
過去実施していた情報処理技術者試験の「情報セキュリティスペシャリスト試験」および
「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」の合格者が登録可能となっています。
http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170403005/20170403005.html
■「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針」を改定
総務省は、利用者によるクラウドサービスの比較・評価・選択等に資する情報の開示項目を
示した「「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針」を、市場動向等を
踏まえ改定しました。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000167.html
■「地方公共団体が保有するパーソナルデータに関する検討会報告書(案)」を公表
総務省の地方公共団体が保有するパーソナルデータに関する検討会では、パーソナルデータの
適正な利活用に関する基本的な考え方や、個人情報保護条例の見直しの方向性などを示した
報告書(案)を取りまとめ、公表しました。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/chihoukoukyou_personal/02gyosei07_04000107.html
■千葉市でブロックチェーン技術を活用した地域スタンプラリーの実証実験を開始
スタンプラリーでは地域に縁のあるアニメやスポーツ、観光地、グルメなどのコンテンツを
活用することで、地域に人を誘致すると同時に、ブロックチェーン技術を活用することで、
履歴の変更が困難になり、過去の全ての取引履歴が残ることから、コンテンツ利用料の精算管理、
スタンプの発行管理、参加者の動線把握が可能となります。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/03/16.html
■人文学オープンデータ共同利用センターが正式に発足
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構(ROIS)が、人文学オープンデータ共同利用センターを
発足させ、ウェブサイト上で日本古典籍データセットや江戸料理レシピデータセットを公開したほか、
ディジタル・シルクロードなどの各種プログラムを開始しています。
http://codh.rois.ac.jp/
■アフリカの電子政府先進国モーリタニアの新電子政府戦略(IT Web Africa)
モーリタニアでは、オープンデータ、データの共同利用、ワンストップサービスなどを柱とする、
新たな電子政府戦略を策定しました。
http://www.itwebafrica.com/ict-and-governance/386-mauritius/237677-mauritius-strategises-to-retain-top-e-govt-ranking