リチャード スパイヤーズ(アメリカ国土安全保障省CIO及び政府CIOカウンセル副議長)による「クンドラ氏の偉業」と題する文書が2011/6/21付けでCIO.govに投稿されていましたので、簡単に翻訳し紹介します。
「この2年間、私はDHSのCIOや政府CIOカウンセルのリーダとして、米国CIOのクンドラ氏と緊密に仕事をしてきました。クンドラ氏はITが連邦政府のオープン化/参加型への移行/協働化(Open / participatory / collaborative)を促進するヴィジョンを持ってオバマ政権に参加したのです。クンドラ氏はオープンガバメントの推進を推し進めてきました。そして、各府省庁の対話の仕方や観点を大きく変えたのです。
同じように彼のクラウド、データセンタ統合やITプログラムマネジメント強化に対するイニシアチブは既に政府のIT立案や実行の仕方を大きく改善させたのです。ご存知の通り、これらのイニシアチブは「25の政府ITマネジメント改革のポイント」に盛り込まれています。この改革案を策定するにあたってクンドラ氏が政府の幅広いITコミュニティから情報を集めていたことは知られていますが、クンドラ氏が様々な省庁のCIOのみでなく主要なスタッフにもヒアリングを行い、改革案のフィードバックを得ていたことは知られていません。この改革案を策定するにあたって、彼は何度もCIOカウンセルとフィードバック セッションを開催し、我々から改革案に対して何をどう確定させるかの意見を求めたのです。改革のアプローチに関しては長い議論がありましたが、何を改革すべきかの論点については意見の相違はありませんでした。彼は25の改革ポイントの策定と実行に当たって強いリーダシップを発揮しました。
25の改革ポイントはクンドラ氏によって実現化されて行きましたが、これらは政府CIOコミュニティによる確定すべき事項の統一見解が反映されています。私は信念を持って政府CIOカウンセルを始めとする当コミュニティが25の改革ポイントを支持するだけでなく、引き続き実行し、案に概説されているスケジュールを守ると言いきれます。これは正しいことであり、我々が実行すべきことなのです。クンドラ氏は今も、これからも政府ITに大きな貢献をもたらすことでしょう。これからも彼の活躍を期待します。」(調査普及部 主席研究員 田村)