英国政府デジタルサービス(GDS)は、政府のウェブサイトGOV.UKに関する、
2017年から2018年にかけてのロードマップを公表しました。
このロードマップは昨年公表されたGOV.UKに関する今後のビジョン、および2月に公表された
政府変革戦略を受けて出されたもので、「ユーザにとって(GOV.UKの)単一ドメインが有効に
機能する」ことを目的としています。
この目的を達成するための具体的な取り組みの柱として、
(1)コンテンツの分類と移行:コンテンツを新たな分類のもとに整理し、
その結果明らかになった重複部分については修正を実施。
(2)GOV.UK全体に共通するユーザージャーニーの改善:GDSが年に2回行ってきた
ベンチマークセッション(※1)の結果に基づき、実際にサイトを改修すると共に、
ユーザ調査の方法自体も改善。
(3)国民が政府活動を容易に理解できる状態の維持:コンテンツの更新状況の明確化と
各コンテンツのAPI提供の促進。
(4)プラットフォームの改善:メール配信サービスの改修、ワールドワイド・パブリッシング・
セクションの再構築、フロントエンドアーキテクチャの改修を実施。
以上の4点を掲げており、それぞれの取り組みのスケジュールについて、
具体的なロードマップ[⇒リンク]を公開しています。
GDSでは、これらの活動を各省庁と協働して継続的に進めていくことにより、
2020年度までに政府の全てのコンテンツをGOV.UKへ移行する予定であるとしています。
(※1)市民にとって関係の深い10の手続きについて、ユーザにオンラインで試してもらい、
その際の所作を記録すると同時に、ユーザに利用した感想を聴取するセッション。
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