ヨーロッパ

2016.02.29

英国:政府におけるより良いデータ利活用に関する公開意見募集

Open consultation: Better use of data in government

英国の内閣府、ハンコック議員および政府デジタルサービスは、政府におけるより良いデータ利活用に関する公開意見募集を開始しました。

この意見募集は、どのようにして政府が市民向け公共サービスを改善し、意思決定を改善するかについて、フィードバックを求めるものです。適度に、安全に、良く管理された情報を公共機関と共有すれば、市民生活を改善することができます。これによって公共部門の事業を円滑化し、効率性と効果を改善するための経済的な意思決定もサポートできます。政府はデータの力を解き放つためにさらなる取組みを目指します。

この意見募集は、市民生活を改善し、経済社会における意思決定をサポートするための公共機関との情報共有を可能とすることを目指すものです。提案は3つのカテゴリーに区分けされています。

1.公共サービスの改善

・公共機関が、特定の状況下にある特定個人の福利を向上するために、個人データを共有することを認めます。

・公共機関が市民の登録情報にアクセスすることを認めます。(誕生、死去および結婚)

2.詐欺や負債への対応・市民が負債をより効果的に管理し、政府に対して負っている過剰な負債を削減することを支援します。

・詐欺的活動によって現在政府が受けている損失を発見し、阻止するのを助けます。

3.調査研究および公的統計へのデータ利用の許容・国家統計室が、統計を改善するために詳細な行政情報にアクセスすることを認めます。

・安全な施設にある匿名化データを公益目的の調査研究を実施するために利用することを認めます。

この意見募集は、2016年4月22日まで受け付けています。

https://www.gov.uk/government/consultations/better-use-of-data-in-government

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