近年、サイバー犯罪・攻撃は巧妙化・多様化し、これらへの対策コストは増加の一途をたどっている。米国および日本の政府は、IT投資削減とITセキュリティ対策強化の両立を図るために、セキュリティ対策の施策とコストの管理をIT投資管理のプロセスに組み込み、IT施策全体のなかで優先付けを行い取り組んできている。
米国はこうした仕組みの運用により、財政再建、行政改革およびセキュリティ強化を既に実現している。
日本政府は2013年6月に政府CIO設置やIT戦略策定を行い包括的なIT投資管理の仕組みづくりに着手したところである。
本稿では、先行する米国政府におけるIT投資管理の取り組み、ITセキュリティ対策との連携方法を参考にしながら、これからの日本政府におけるIT投資管理の在り方を考えてみたい。
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