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2012.02.10

オーストラリアにおける地域包括ケアシステムの現状について(NTTデータ/デジタル・ガバメント)

本稿では、オーストラリアにおける高齢者を対象とした地域包括ケアシステムの現状とeHealthの取り組みについて概説する。

オーストラリアでは1985年の在宅・地域介護法の成立以降、高齢者を対象とした地域包括ケアが急速に進展した。施設ケアから地域包括ケアへの移行は着実に進み、現在4つの地域包括ケアプログラムが展開されている。一方、2010年のヘルスケア識別番号法(Healthcare Identifiers Act)の導入により、医療分野において患者個人のID番号によって利用者と医療関係者がヘルスケア情報を共有するHI(Health Identifier)サービス体制が整いつつある。政府はこのサービスを高齢者の地域包括ケアにも拡大しようと取り組んでいる。

本稿では、オーストラリアにおける高齢者地域包括ケアシステムの現状とeHealthの取り組みについて概説する。

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