機関誌記事(冊子単位)

2022.06.10

2022年6月号(特集:行政で進むデザインアプローチ)

本特集では、デジタル庁において現在進められているサービスデザインに関する取組みや、デザインアプローチ先進国であるデンマークの視点から見た政策デザインの持つ意義や可能性を解説します。また、自治体における政策デザインの実践事例や、近年、官民で関心が高まりつつあるデザインシステムの国際動向などを紹介します。これにより現在の行政におけるデザインアプローチ導入の到達点と今後の展望を示すとともに、その実践にあたっての示唆を提供します。

デジタル庁における行政サービスデザインの始動 デジタル庁 CDO サービスデザインチーム ※所属部署、役職は寄稿時点(2022年4月15日) 浅沼 尚 デジタル庁 サービスデザインチーム 大橋 正司

デンマーク政府が描く、公共とデザインの未来 デンマークデザインセンター CEO クリスチャン・ベイソン KESIKI Inc. Partner Design Innovation 石川 俊祐

福井県における「政策デザイン」の構想と実践 福井県知事 杉本 達治

諸外国政府におけるデザインシステムの導入・運用 一般社団法人行政情報システム研究所 主席研究員 狩野 英司 Public Intelligence Japan株式会社 CEO エスベン・グロンデル

健全な国内クラウドサービス業界の発展における条件 さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中 邦裕

日本国内で十分に流通していない「新たなセキュリティ脅威」の解説と取り組むべき施策 サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官 名和 利男

「デジタルガバメントに関する住民ニーズ調査」結果報告 国際大学GLOCOM 准教授 櫻井 美穂子

佐賀市介護予防DX―データを活用した介護予防の推進― ~地方公共団体における統計データ利活用表彰「総務大臣賞」受賞事例より~ 佐賀市 保健福祉部 高齢福祉課 長寿推進係長 菅 祐亮

海外公共分野ICT化の潮流 No.27 ドイツ新政権のデジタル化政策と推進体制 —ショルツ信号連立のスタートアップなるか— ノースアジア大学 講師 寺迫 剛

躍動するデジタル・イノベーション No.3 公教育における新しいテストの形 ―紙とタブレットの併用― 株式会社シンプルエデュケーション 代表取締役社長 平田 直紀

イノベーションのためのサービスデザイン No.13 サービスデザインとアブダクションの思考 株式会社コンセント 代表/武蔵野美術大学 教授/Service Design Network 日本支部 共同代表 長谷川 敦士

人間中心の情報システム No.7 デジタル情報の共有で救急のたらい回しを解決 ~AI予測診断も、千葉大発テックベンチャーのSmart119~ 情報システム学会会長 国際大学GLOCOM主幹研究員 砂田 薫

ニューノーマル時代の社会システム No.4 できなかったことにこそデジタルを使う 株式会社NTTデータ経営研究所 執行役員 エグゼクティブ・コンサルタント 三谷 慶一郎

諸外国における政策デザインの実践 No.2 多様な主体を巻き込み、変化に適応する行政へ|スウェーデン・Vinnova 東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻  井上 拓央

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