機関誌記事(冊子単位)

2018.10.10

『行政&情報システム』2018年10月号(特集:政府のデジタル戦略)

2013年にはじめて政府のIT戦略である「世界最先端IT国家宣言」が閣議決定されてから5年。本年6月に同戦略は「世界最先端デジタル国家創造宣言」へと衣替えされ、デジタルファーストを基軸とする新たな方向性への転換が図られた。戦略実行の司令塔となるのは、初代政府CIO・遠藤紘一氏から本年7月に職責を引き継いだ三輪昭尚氏である。本号では、三輪新政府CIOに今後の政府のIT戦略の大方針と取組の方向性を語っていただくとともに、戦略の骨格となる部分の解説を紹介する。また、産業界、有識者からの期待や課題提起も紹介する。新たなリーダーの下、どのような政策が展開され、どのような変化が経済社会にもたらされるのか、注目していきたい。

政府のIT戦略を次なるフェーズへ─政府CIO三輪昭尚氏に聞く─ 内閣情報通信政策監(政府CIO)三輪 昭尚

「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」の概要 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 参事官補佐 小澤 孝洋

自動運転の実現に向けての「官民ITS構想・ロードマップ2018」 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 参事官 八山 幸司

デジタル・ネイションの構築に向けて 新経済連盟事務局政策部 マネージャー 小木曽 稔

デジタルファースト法案とIT新戦略への期待 津田塾大学 総合政策学部 教授 森田 朗

EBPMが継承すべきEBMの思考法 株式会社メトリクスワークコンサルタンツ 代表取締役 青柳 恵太郎

宇宙通信用アンテナシェアリングによる衛星データの利活用とコミュニケーションの革新に向けて 株式会社インフォステラ 代表取締役CEO 倉原 直美

「港区AI元年」-ICTによる区民サービス向上と働きやすい職場づくり(後編) 港区総務部 情報政策課長 若杉 健次

「電子決裁移行加速化方針」とその先にあるもの 総務省行政管理局 主査(業務・システム改革総括)山内 亮輔

文化財とAI、IoTそしてウェルビーイング 平等院 住職 神居 文彰

民間企業におけるICT活用事例 No.32 デジタル変革で「保険の先へ、挑む」 「安心・安全・健康のテーマパーク」へのトランスフォーメーション SOMPOホールディングス株式会社 グループCDO/常務執行役員 楢崎 浩一

海外公共分野ICT化の潮流 No.8 在タイ日本国大使館におけるデジタル・ガバメント先進事例~デジタル・ガバメント実現に向けたサービス設計12箇条の実践とその秘訣~ 在メルボルン日本国総領事 松永 一義

行政におけるウェルビーイングの設計 No.2 痛みの可視化 早稲田大学 准教授 ドミニク・チェン

行政情報化新時代 No.44 LINEを活用した自治体サービスの試み 杏林大学総合政策学部 准教授 木暮 健太郎

最新事情から探る電子行政の行方 No.33 国連の電子政府調査2018に見る「お金が無いけど電子政府が進んでいる国」 日本・エストニア/EU デジタルソサエティ推進協議会(JEEADiS)理事/電子政府コンサルタント 牟田 学

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