1.背景と課題
行政情報システム研究所の機関誌「行政&情報システム」(以下「弊誌」)は、昭和39年に「行政&ADP」として創刊して以来、一貫してデジタル・ガバメントに関する内外の政策や取組、最新の技術動向等を紹介してきました。デジタル・ガバメントを専門に取り扱う唯一の専門誌として、国の行政機関をはじめ、地方公共団体、情報化関連団体、企業、大学など多くの方にお読みいただいています。
弊誌を含めた情報メディアは、意識的にコンテンツ構成やデザイン、情報発信方法などを時代に合わせて見直し、またコンテンツの質を高めていかないと、加速度的に変化する世の中の流れに対応できなくなっていきます。こうした問題意識の下、弊誌は2022年度に誌面デザインのリニューアルや弊誌のPDFファイルのアクセシビリティ向上施策などに取り組むこととしました。
本稿では、これらの取組のうち、「編集等業務のデジタル化」と「アクセシビリティ向上施策」(以下「編集等業務」)についてご紹介します。伝統的な紙の刊行物の業務のデジタル化は、行政サービスのデジタル化にも通じるところがあり、読者の皆様にとっても参考になるのではと考えたためです。
続きは★こちら★をご覧ください。