1 はじめに
静岡県では、国土交通省が推進するi-Constructionの取り組みを契機に、2016年度から点群データの収集・利活用を積極的に進めてきましたが、近い将来、点群データが社会インフラのひとつとして、建設産業だけでなく社会全体で活用されることを想定して、2019年度からバーチャル空間に仮想県土を創る「VIRTUAL SHIZUOKA」構想を推進しています。
VIRTUAL SHIZUOKAは、私達が住む現実空間(リアル)をレーザスキャナ等で広範囲に測量し、取得した膨大な点群データにより仮想空間(バーチャル)に静岡県を再現できる「デジタルツイン」の基盤データとして、防災やまちづくり、インフラ維持管理や自動運転、観光など様々な「モノ・コト」に活用していくことを目指しています。