デジタル・ガバメント推進においては、行政実務の現場の尊重と、革新的なDX(デジタルトランスフォーメーション)が同時に問われる。これは今秋にデジタル庁を発足させる我が国においても重要な課題であり、近年注目されるシステム開発の内製化を考える上でも必須の視点だろう。
そこで行政情報システム研究所は、二人の著名エンジニアを招いたオンラインイベントとして「公共DX未来会議 Vol.1」を開催した。
オードリー・タン氏は台湾デジタル担当政務委員(大臣)を務め、世界的なITイノベーションリーダーとして知られる。
登大遊氏は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のサイバー技術研究室長等を務め、日本のIT国家戦略を牽引している。
今回が初対面となった両者の、刺激的な意見交換をレポートする。