企業活動におけるイノベーションの創出が盛んに提唱される現代だが、かたちだけの組織改編や経営モデル導入はうまくいかない。
「風通しの良い組織」「遊び心の許容」といった抽象的なキーワードだけでも効果は出ない。
組織としての創発性獲得には何が必要なのか? またそれは本来何のために求められるのか?
そこで特許庁デザイン経営プロジェクトでは、組織的知識創造によるイノベーションを扱う「SECIモデル」などで知られる経営学者の野中郁次郎と、2019年の三井住友フィナンシャルグループ社長就任以来、新機軸を打ち出し続ける太田純の両氏に初の対談を依頼。
経営の目線から、イノベーティブな組織づくりの本質を語り合ってもらった。