各国政府における情報技術の活用に関する知識や経験の共有及び相互交流を目的として1968年に創設されたICA(International Council for Information Technology and Government Administration)に、日本は1971年から参加している。ICAは毎年1回の年次総会を開催しているが、第52回総会が2018年9月3日から6日にかけてフィンランドの首都ヘルシンキにて開催され、我が国からは計3名が出席した。今回のICA年次総会は、世界銀行が新興国のデジタルガバメント導入支援として行っているH.E.L.P.(High-Level Experts, Leaders and Practitioners)プログラムとも連携する形で開催され、アルバニア、ガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、キルギス共和国といった、メンバー以外の出席も多くあり、過去最高の35の国・地域・組織等から、最終的には100名以上の参加者が一堂に集い、合計4日間、ワークショップ含む19セッションの会議日程の中で活発な議論を繰り広げた。