1.はじめに
本年5月にIT総合戦略本部が決定した「デジタル・ガバメント推進方針」では、ここ数年間集中的に進められてきた情報システムのスリム化と運用費の削減を中心とする取組みの方向性を大きく転換し、デジタル技術の活用による利用者中心サービスに注力する方向へと舵を切った。こうした流れを受けて、同方針では、デジタルガバメントを目指す取組みのひとつとして、ソーシャルメディアの活用を掲げている。日本におけるソーシャルメディア論の草分け的存在であるジャーナリスト 津田大介氏に、国の行政機関や自治体にとってのソーシャルメディアの捉え方、関わり方、活用方法、今後の展望等について話を伺った。