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2016.06.10

『行政&情報システム』2016年06月号特集 データを駆使する行政運営 行政におけるデータマネジメントの普及に向けて―平成27年度行政情報システム研究所調査研究報告概要―

一般社団法人 データマネジメント・コンソーシアム
理事・事務局長 大西 浩史
一般社団法人行政情報システム研究所
主席研究員 狩野 英司

データマネジメントとは
データが組織活動における価値創出の源泉となりつつある。民間企業では、製造、流通、販売、サービス、コーポレート管理など事業活動のあらゆる場面で、データを基軸とした事業運営へのシフトが進みつつある。リクルート、楽天などの先駆的な企業では、さらにその段階を超えて、大量データを活用した人工知能(AI)技術の組織的な導入へと舵を切っている。こうしたパラダイムシフトの引き金となっているビッグデータ分析、IoT、AIといったテクノロジーはいずれも大量のデータの存在が前提となっているが、それらは単に存在するだけでは活用できるとは限らない。適切なデータが、適切な形、適切なタイミングで利用可能となっている必要がある。

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